2025年11月19日水曜日

クロモジ3兄弟

和の香りの王様との異名を持つクロモジ(黒文字)。
クスノキ科の落葉低木で
高さ2–6メートル (m)、幹の直径6–10センチメートル (cm) 程度に成長。
日本固有種で、本州、四国、九州に広く分布しているそうです。
枝や幹にも芳香があり、高級楊枝の材料として古くから利用されるほか、
実には油分が多くアロマオイルや香水の原料として使用されるそうです。
富士山麓ワイルドアロマブランド noi では
クロモジを利用したアロマスプレーや
ハーブティーが商品展開されていますよね。

そんな黒文字(クロモジ)ですが、
檀香梅(ダンコウバイ)
油瀝青(アブラチャン)
を合わせて「クロモジ三兄弟」と呼ばれているそうです。

先日おじゃました NOTORI の料理に
油瀝青(アブラチャン)が使用されており、
店主曰く、
”雑木林なら、どこでも生えているんじゃないすか?”
とのことで、本日は畑帰りにクロモジ探し。
畑から山荘までの道中、車の中から
見渡すものの、さっぱりわからなく、
MS4D山荘の裏山を歩いて探してみると、、、
クロモジ発見!!!!
GOOGLEのカメラ検索機能が、こんな時は役立ちます。


枝を少しだけ折らせてもらいました。
(別荘地内は野花や野草の採取は基本的に禁止!)
(裏山は別荘地エリア外なのでOK?と解釈)
葉を手で揉んだり、枝を折るとすごくいい香りです














ついでにダンコウバイも発見!
こちらは、枝折ってません!落ち葉を拾っただけです!
残る3兄弟はアブラチャンだけか!

種取り

本日は、オクラ、アスパラ、ピーマン、ナス、唐辛子の種取りです。
ただ、F1種(Filial 1 hybrid)と呼ばれる野菜の種は取りません。

何故か、
F1種とは、ハイブリッド品種とも呼ばれ、
優れた特性を併せ持つように異なる種類を人工的に交配された品種を指します。
販売されている種子パッケージに「〇〇交配」と表記されてますよね。

もう少し詳しく説明すると、
形質の異なる系統を交配させた際、
子世代にはどちらか一方の形質だけが発現する「顕性の法則」と、
親よりも優れた性質を示す「雑種強勢」という遺伝学的な現象が生じます。
中学校でメンデルの法則って習いますよね、あれです。

そのため、F1種は形質が均一で生育旺盛かつ、
収量増加や病害耐性も向上するため、
多くの農家で幅広く活用されているそうです。
MS4D FARMでもトマトや、トウモロコシ、
ジャンボピーマン等はF1種を使用しています。

ただF1種は良い事づくめではなく、
異なる固定種を両親に持つ”一代目”の雑種に当たるため、
孫の代以降の形質は一定にはならず、交配前の形質に
戻ってしまう等の症状が出ることがあるらしいのです。
2022年にミニパプリカや紫色ピーマンの種を取り、
翌年育てましたが、なんだか、へんてこりんなピーマンが
育ちました。

一方、「F1種」に相対するのが「固定種」です。
固定種は、固定化した形質が代々引き継がれる品種です。
自然淘汰等によって、一定の形質が保たれます。

話変わって、日本の種苗自給率は非常に低く、
特に野菜種子は9割以上を海外からの輸入依存しています。
この事実を知った時は結構びっくりしました。
ただでさえ、食料自給率が低いとされている日本で、
万一、種の供給が滞ってしまったら、、、、、
令和の米騒動どころの騒ぎではありませんよね。

そのため、MS4D FARMでは極力、固定種の野菜を育てることを
心掛けているのです。

オクラ達、良く乾いています。
ピーマン類は果肉が赤く熟すまで、
 枝にぶら下げておけば種が出来ています。
ナス類は、、、、果肉がぐちゃぐちゃになるまで完熟させ
 種と一緒にゼリー状の果肉も取り出し、水洗いして
 ゼリーと種を分離します。
 グロイので写真撮りません。
 乾燥させるまで放っておく方法もあるようですが。。
 これ以上待つと、寒いし。。。。


オクラの種取りです。おー出来てる出来てる。
茶色いのはあまりいい種ではないですね。黒いのが○




おおむね終わりました。
後は、洗面所で除湿器掛けて乾燥させます。カビるので
緑ナスと、米ナスは、、、、、
ベランダで変な匂いと謎の液体出しながら、
ぐちゃぐちゃしてきています。





2025年11月17日月曜日

ダイヤモンド富士

ここ数日、曇天夕刻ばかりでしたがようやく富士山顔出しました!
あ~、だいぶ南にずれてしまってる。
まあ、そんな年もあるでしょう。
15;38 MS4D山荘より。


インドカレー サナム カレーハウス(HALAL)

 明神前セブンイレブンの近くにある
インドカレー屋さんに来てみました。
以前来たときは、ランチ時だというのに、
2~3組のお客さんしかいなくて、
こんなにおいしい本格的インドカレーなのに何故?
と思ったのですが、本日来てみると!!!!
パチパチ!
8割くらい席が埋まっているではありませんか!
人気店になりつつありますね!
夕焼けの渚 紅葉まつりにも出店していましたし、
認知度かなり上がってきているんじゃないんですかね?

店内は広々、正確に数えていませんが70~80席くらいありそうです。
ので、待ち時間なし!
天井一杯の大きな窓からは山中湖が一望できます。
インド国旗の配色(オレンジ×白×グリーン)で
設えられたインテリア+
これでもか!というほどに明るい照明は、
昔、インド旅行をした時のことを思い出させてくれました。

思い切って、天井面をグリーン色にして、
通りから見上げた際のサインを施すと、もっとインパクト出るよね!

本日は、カレーが2種類楽しめる、サナムダブルランチを。
嫁はチーズドーサランチを注文しました。
ドーサって確かインドの南の方の料理だったと思います。
山中湖でドーサ食べられるって、かなりマニアックでしょ!

ホール担当の笑顔が素敵なイケメンお兄さん、結構日本語堪能で
遠くの方から、目配せしてミネラルウオーター持ってきてくれます。

テイクアウトメニューもかなり充実しているので、
今度は、タンドリーチキン1羽、予約しようかな。
かなり、ファンです。
お店は2階にあります。

湖一望!このロケーションはなかなか無いですね。
サナムダブルランチ¥1200
カレーは11種類の中から選べます。
今回はマトンカレーとバターチキンにしました。
ーズドーサランチ。
ドーサが食べられるなんて!
ドーサとは米と豆を発酵させて作った生地を
薄く延ばして焼いた、
南インドの伝統的な料理。
クレープみたいなもんかな。
発酵由来のほのかな酸味と、カリカリとした食感が特徴












2025年11月16日日曜日

貯蔵庫のその後

サツマイモ貯蔵用に畑に掘った穴ですが、
その後、サツマイモの貯蔵を始めています。
2025/11/06穴掘り気記事こちら

11/10にサツマイモを格納しました。






上蓋も閉じました。

大きな屋根を掛けるのは、後回し。
とりあえず、この状態で数日間温度を計測してみます。


100日間メモリー付きのデジタル温度計を設置
ここ数日の記録を見ると、昼、夜、一貫して
12度台をキープできています。
極寒期はもう少し温度が下がりそうだな。。

2025年11月15日土曜日

おでん ちゃまめ

本日は、大学時代の友人が数名来荘。
山中湖陶芸倶楽部のWご夫妻もお招きして、
GEIDAI PARTY
たしか、1~2年前におでんパーティしたときの
暖簾がどこかにあったような、、、、

















暖簾、ありました。















おでん前は、馬刺しでしょう!


冬はおでんに限りますね!



























自然薯 堀り

本日は晴天なり。
朝からFARMへ!
昨日のNOTORIの後味をかみしめながら、
師匠が昨年植えた自然薯を掘ってみることに。

かなりでかいらしい。みんな集まってきました。
ここは慎重に、イモを傷つけないように。
師匠、もうすこしサイドから攻めましょうか?















まだ、引っぱり出せない。















掘れました!
ハモンセラーノ骨付き原木みたい!!















師匠もここまで大きな芋は初めてだとか。
計測したところ3.3kgありました。
形は悪いですが、味はきっと!!!!

















2025年11月14日金曜日

NOTORI

 畑仲間と、うわさのNOTORIに来てみました。
場所は山中湖から富士吉田へ向かう国道138号線、
富士五湖射撃場付近の森の中にあります。
NOTORIの特徴を一言でいえば、、、、、
食材、ドリンクはもちろんのこと、ミネラルウォーター、
食器に至るまで徹底的に山梨県産にこだわった
地元出身の兄弟がきりもみする食事処!
宿泊もできるらしいので、オーベルジュか。

普段、野菜を育てている我々としては、
どんな野菜が使われるんだろう?と興味津々。

メニューは”季節のコース¥30,000(税込)”
この界隈ではかなり強気な価格設定だなと、
はじめは思いましたが、
13皿の食事+見事なマリアージュを見せてくれる
ペアリングドリンクを進めていくにつれ、
”こんな体験させてくれるなら、安いかも!”と。
”天然クルミシロップ、甘い”とか
”海なし県でもエビの養殖があったか!”とか、
”畑でよく見るこの雑草、こんないい香りすんのか!”とか、
食事を口にする前と後のワインアロマの変化に感激したり、
どの料理も目を見張る工夫と、美しさが備わっており、
食事がサーブされる度に、一同感嘆の声が漏れました。
山梨県の魅力を堪能でき、
新たな可能性を見つけることができました。
オープンからまだ、1年ちょっとなので、比較的容易に予約出来ましたが、
1年先まで予約で埋まってしまう日も遠くなさそうな予感がします。
すっかりファンになりました。
NOTORIの公式WEBサイトこちら
インスタグラムこちら



ちょっとだけ宙に浮いたコールテン鋼のエントランス、
イカシてます。
















看板、ちっちゃ!



















店内はカウンター席のみ。今宵は我々6人貸し切り
完全オープン厨房って、腕に自信ないと選択しないですよね。















本日のお品書き。右側2段目の芽吹きってなんだ?
芽吹く時期じゃないけど。
ん?”やさいめし”ってのもある。どんなだろう。

















ウェルカムドリンクの泡は写真撮り忘れ。
こちら2杯目。
丸藤葡萄酒工業の
ルバイヤート ソーヴィニヨンブラン2024
日本のソーヴィニオンブラン初めてだ。



杓子山の湧き水。え~、水まで県産にこだわるの~。
たしか、杓子山の不動湯付近の湧き水って、
半年放置しても腐らない、幻の水?という噂。
この水、うまい!お代わりください。



















1品目;オニグルミ!
クルミシロップ以前作ったことあるけど、
プロのシェフはやっぱ違うは。
クルミシロップづくりの記事こちらこちら


















2品目;手長エビと馬
たしかに、山梨県って、海産物の養殖やってるは。
上に載ってるのは、、、、、
え~、トリュフは県産じゃないでしょ。
まじか!シェフ自ら森に入って採ってきたらしい!
ポイント教えてください!!!!

3品目;あまごとカブ
この小さな葉っぱは?ハス?
キンレンカ(ナスタチウム)の葉とのこと。へ~。
4品目;鯉と八幡芋
鯉ってまさか、山中湖の野鯉?
違うそうです。観光客がエサをあげてしまっている
山中湖産の鯉はあまりおいしくないらしいです。


















5品目;ヒメマスとキノコ
ヒメマスから抽出した出汁掛けた!
キノコは3種類。名前は覚えられませんでした。
食感が1つづつ異なっておもしろい!


















6品目;レバーと栗
なんじゃこりゃー!なんかギョーザの皮みたいなのに
包まれている!

















お兄さんがソムリエ。
カウンター越しに地元トーク炸裂!
















7品目;無花果イチジクと油瀝青アブラチャン
口直しらしい。
アブラチャンって、たしか、クロモジの仲間?
クロモジ3兄弟の1つか!めちゃくちゃ良い香り!
 黒文字 クロモジ、
 檀香梅 ダンコウバイ
 油瀝青 アブラチャン





















8品目;芽吹き
なんじゃこりゃ。熊、鹿、イノシシを使った
ジビエ料理らしい。黒い物体は竹炭?
そんでもって、周りに張り付いているのは雑草、野草達


















9品目;羊
羊って、山梨県産?あ~、鳥居地トンネル抜けたとこの
富士山牧場か!





















































































































































































いやいや、山梨県は海がないっすから、塩は。。
え~、まじか!
甲斐駒ヶ岳温泉 ”尾白の湯”源泉ミネラル塩か!

















弟さんがシェフ。
2人とも河口湖高校出身らしい(通称カワコウ)





10品目;やさいめし
ご兄弟の生まれ育った実家で、日常的に食べていた
炊き込みご飯を、NOTORI風にアレンジしたそうです。
20種類くらいの野菜が入っているとか。



















ほうじちゃで、小休憩
って、このお茶も山梨県産!
静岡県堺近い南部町のお茶だそうです。まじか!




























11品目;キウイフルーツ
キウイも山梨県でだれか作ってんの?
知らなかった!!!





12品目;洋ナシ
暖かい洋ナシと冷たい洋ナシ。






























13品目;桑の葉 サフラン
なんなんじゃ~この、ウイスキーボンボン的なものは!
口に入れた瞬間、シュワットなくなった!