2025年3月31日月曜日

野菜の成長メカニズムと朝採れ、夕採れ適期

最近勉強したばかりの事なのですが、忘れないように記します。

野菜(植物)は、
太陽光を浴びて大気中の2酸化炭素を吸収し、
 体内で酸素と糖分を作り出します。この活動を光合成と呼びます。
また、人間と同じように呼吸をします。
 葉の表面にある孔が呼吸口で、酸素を吸い、
 二酸化炭素と水分を排出します。水分の排出を蒸散といいます。
一方、根から土中の栄養素(チッソ等)+水分を吸収します。
 その際のエネルギー源は、光合成によって得た糖分です。
糖分はチッソと結合してタンパク質を作り出し、
 細胞分裂を繰り返すことで根、茎や葉、実等が成長します。

日中、野菜は光合成によって、糖分が増し、
 根からの吸収によって得たチッソと糖分が結合し
 大量のたんぱく質を作り出しています。
 また呼吸の過程で水分を蒸散しているので、
 夜間に比べると水分は少ない状態です。

夜間は、光合成は停止しており、
 日中に作り出した糖分をエネルギーとして
 土中の栄養素+水分吸収は行いますが、
 たんぱく質を作り出す活動は停止しています。
 人間同様に呼吸は夜間も行っています。

日中と夜間における野菜の体内における主な成分の状況は以下です。
     糖分 チッ素 水分
昼間  多   少   少
夜間  少   多   多

糖分 =甘味
チッ素=エグ味や苦み
水分 =みずみずしさ
につながります。ということは、言い換えると

     甘味 苦みエグ味 みずみずしさ 
昼間  多   少     少
夜間  少   多     多

早朝に行う朝採れは 夜間の状態の野菜を収穫することになります。
夕獲れは 昼間の状態ということになります。

朝採れ野菜は、みずみずしいが、エグ味や苦味が多く、
 甘味は少ないことになります。
夕採れ野菜は、甘味が強く、エグ味や苦味が少ないが、
 みずみずしさに欠ける。
ということになります。

野菜の種類によって、朝採れするか、夕採れするか、
少し考えた方がよさそうです。

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