6月初旬頃から、森から不思議な泣き声がしてくる。グエ~、グエ、カナカナカと。グエーは、カエルの鳴き声のよう。カナカナは、ヒグラシのよう。泣き声が聞こえてくる森の中に入るも、正体わからず。蝉とカエルの合唱かと思っていたら、つい先日、山荘に1匹の蝉が舞い込んできた。ヒグラシよりも太っちょで、透明な羽をしたきれいな蝉。不思議な泣き声の正体はこいつであった。その名もエゾハルゼミ。生息はブナやナラの広葉樹林で、昨今広葉樹の伐採やそれに代わるスギ、ヒノキの植林などで生息域が減少しているとのこと。各都府県で独自に作成したレッドデータブックでは絶滅危惧種として記載している所が多いめずらしい蝉だったのだ。
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