伐るか、残すか、芯留めるか、悩みに悩んだ敷地内の杉の木(直径600mm)2本を、伐採することにしました。
残そうと思った理由
1;国立公園区域内につき、自然木は極力残す派。
(当初はそう思っていましたが。。)
(放置していると手の施しようがなくなる)
2;富士山方向の写真撮影時の良い中景構図を形成。
(たしかに。気に入っている。)
(富士山の裾野が丸見えよりも風情がある。)
3;ガラ系はじめ、オオルリ等の野鳥が観察しやすい。
(2本減っても、まだまだ、周囲に木はありますし。)
4;傾斜地の土流れを止めてくれている。
(たしかに。土砂災害警戒区域なので。気にはなる。)
5;2本が近接しているので、ツリーハウスが作りやすい。
(ツリーハウスなんて本当に必要か?)
6;針葉樹につき、薪には向かなそう。
(確かに火持ちは悪いが、燃料にはなる。)
7;自分達で伐採したことのあるサイズを超えている。
(プロに頼もうかと何度も考えたのですが。。)
伐りたいと思った理由
1;大きな木が葉を広げていると、
足元の小さな樹木は生存競争に負けてしまいがち。
2;樹木の光合成による二酸化炭素の吸収は、
老木よりも若木の方が活発
3;台風等で万一、山荘方向へ倒木すると
山荘が間違いなくつぶれる。
4;これ以上育つと、伐採がさらに難しそう
5;冬場、山荘への直射日光を遮っている
6;夏場は畑への直射日光を遮っている
7;山を歩く獣の観察に邪魔
8;葉からの蒸散によって、山荘周辺の
湿度上昇を促している。特に梅雨~夏時期
伐採するのは、写真左手に写っている、杉の木2本です |
伐採準備。 杉の木のまわりに簡易足場を掛けます。 |
チルホール@800kg(ワイヤー長30M)にて 伐採したい樹木を伐倒方向に 引っ張っておきます。 建物に近いため、万一芯が腐っていたり、 虫食いなどが進んでいた場合、 狙った方向に倒れない可能性がある為の 予防策です。 |
1本目、狙い通りの方向に伐採完了。 つづけて、2本目を伐ります。 |
2本目も無事に伐採完了。 2本目は、片枝となっていて、重心バランスが 伐倒方向より十数度ずれていましたが、 チルホールの活躍で、狙っていた方向へ 安全に伐倒できました。 チェーンソーのバー長さよりも太い直径の 樹木だったので、追い口は、 左右交互に切り進めました。 芯付近のツルが少し多めに残ってますね。 |
切り口は、きれいに水平切りします。 なぜかって? 言い伝えでは、大きな木を伐採すると、山の神が 見に来るそうです。 その際に、切り口に座るそうな。 盛り塩と、お酒で、お清めしておきました。 長い間、雨風から、 山荘を守ってくれましたからね。 |
山荘からの光景。 倒れた樹木が、 敷地外にかなりはみ出てしまっていますね。 地主さんすみません、速やかに片づけます。 切り倒すのは、十数分ですが、お片付けは、 数十倍の時間と労力がかかります。 さて、丸太で何を作りましょう。 |
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