2023年1月22日日曜日

敷地内の杉の木伐採

本日は比較的暖かな日曜日。
伐るか、残すか、芯留めるか、悩みに悩んだ敷地内の杉の木(直径600mm)2本を、伐採することにしました。

残そうと思った理由
1;国立公園区域内につき、自然木は極力残す派。
 (当初はそう思っていましたが。。)
 (放置していると手の施しようがなくなる)
2;富士山方向の写真撮影時の良い中景構図を形成。
 (たしかに。気に入っている。)
 (富士山の裾野が丸見えよりも風情がある。)
3;ガラ系はじめ、オオルリ等の野鳥が観察しやすい。
 (2本減っても、まだまだ、周囲に木はありますし。)
4;傾斜地の土流れを止めてくれている。
 (たしかに。土砂災害警戒区域なので。気にはなる。)
5;2本が近接しているので、ツリーハウスが作りやすい。
 (ツリーハウスなんて本当に必要か?)
6;針葉樹につき、薪には向かなそう。
 (確かに火持ちは悪いが、燃料にはなる。)
7;自分達で伐採したことのあるサイズを超えている。
 (プロに頼もうかと何度も考えたのですが。。)

伐りたいと思った理由
1;大きな木が葉を広げていると、
  足元の小さな樹木は生存競争に負けてしまいがち。
2;樹木の光合成による二酸化炭素の吸収は、
  老木よりも若木の方が活発
3;台風等で万一、山荘方向へ倒木すると
  山荘が間違いなくつぶれる。
4;これ以上育つと、伐採がさらに難しそう
5;冬場、山荘への直射日光を遮っている
6;夏場は畑への直射日光を遮っている
7;山を歩く獣の観察に邪魔
8;葉からの蒸散によって、山荘周辺の
  湿度上昇を促している。特に梅雨~夏時期

伐採するのは、写真左手に写っている、杉の木2本です















伐採準備。
杉の木のまわりに簡易足場を掛けます。













チルホール@800kg(ワイヤー長30M)にて
伐採したい樹木を伐倒方向に
引っ張っておきます。
建物に近いため、万一芯が腐っていたり、
虫食いなどが進んでいた場合、
狙った方向に倒れない可能性がある為の
予防策です。






















1本目、狙い通りの方向に伐採完了。
つづけて、2本目を伐ります。
















2本目も無事に伐採完了。
2本目は、片枝となっていて、重心バランスが
伐倒方向より十数度ずれていましたが、
チルホールの活躍で、狙っていた方向へ
安全に伐倒できました。
チェーンソーのバー長さよりも太い直径の
樹木だったので、追い口は、
左右交互に切り進めました。
芯付近のツルが少し多めに残ってますね。











切り口は、きれいに水平切りします。
なぜかって?
言い伝えでは、大きな木を伐採すると、山の神が
見に来るそうです。
その際に、切り口に座るそうな。
盛り塩と、お酒で、お清めしておきました。
長い間、雨風から、
山荘を守ってくれましたからね。


山荘からの光景。
倒れた樹木が、
敷地外にかなりはみ出てしまっていますね。
地主さんすみません、速やかに片づけます。
切り倒すのは、十数分ですが、お片付けは、
数十倍の時間と労力がかかります。
さて、丸太で何を作りましょう。






























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