2026年5月31日日曜日

鉄媒染(てつばいせん)

本日は天気の良い週末。
ということで、鉄酢染め(てつすぞめ)に挑戦です。
別名、鉄媒染(てつばいせん)とも呼ばれるこの技法は、
鉄分を利用して木材のタンニンと化学反応を起こし、
木材を黒~グレーの渋い色合いに染め上げる
伝統的な技法です。
今週末から始めるNEW MID MERCATOの木製カウンターが
酸性雨で古ぼけてきたので、ビンテージ感を出すことにします。
さびた釘、カスガイに塩と穀物酢を投入。















2~3時間後。あぶくが出てきています。
お酢の主成分、酢酸がさびた鉄を溶かしています。
酸化鉄は水に溶けやすく、鉄イオンが
たっぷりと含まれた酢酸鉄水溶液に変化します。
塩(塩化ナトリウム)は鉄の腐食を加速させる触媒として
働き、泡が出ているのは化学反応が進行している
様子です。





















1日後です。少し攪拌すると、錆色の茶色い液体に。
まだ泡が出ているので、化学反応中ですが、
少し試し塗りしてみます。







パイン材に塗ってみました。
塗って数時間放置すると、グレーに変化します。
木材がもともと持っている成分タンニンと鉄イオンが
反応し、タンニン鉄に変化すると、グレーに。
タンニンの量は樹種によって異なるので、
ナラやクリ、スダジイなど、タンニンの多い広葉樹は
もっと紫黒く変化します。



 

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