2024年10月18日金曜日

物価高騰と別荘地の管理費値上げ

世の中、何でもかんでも値上がりしていますね。
建築設計業を本業としている私共としては、建材+工賃の高騰は、
建築計画を進める上で、過去の統計が役に立たず、苦戦しています。
一方で、TVやネットニュースで、野菜が高騰!
なんて記事を耳にすると、”にや~っ”としてしまいます。
そんな中、私どもの暮らす讃美ケ丘別荘地でも管理費値上げについて、
全別荘オーナーへ向けた、説明会、およびアンケートが実施されました。
(当別荘地は、全別荘オーナーの過半の同意が得られないと、
(管理規則の改正が出来ない仕組みとなっているからです。

説明会に参加された方や、昔から永住されている方々が
物議を醸しているのが聞こえてきます。
当ブログは讃美ケ丘別荘地以外の方もご覧になれるので、
あまり細かな内情を記してしまうと、別荘地の評判が悪くなる?
とも思ったのですが、職業柄、他の古い別荘地の再生計画等に
携わる機会も多く、類似課題をよく耳にします。
また、ブログをご覧になる方からMS4Dの意見を聞かれることが多く、
忘備録もかねて、周辺から聞こえてきた声と、
自分の意見をまとめておこうと思います。

よく聞く主なフレーズは以下です。
(え~、私個人の意見も含まれますが、あくまで周辺から聞こえてくる声です。)
1;物価高、燃料費高、賃上げ等に起因する支出増を
 別荘オーナー全員で負担するのは
 ご時世、致し方ないとは思っている。
2;提示された値上げ理由の大半は
 別荘オーナーが負担するべき理由に該当しない。
 例;別荘販売等不動産収入の減少予想(あくまで予想)
 例;修繕ないしは買替え費用を積立計画するべき
   車両や設備(水道、道路含め)の老朽化による資金不足。
 例;相続放棄地の購入
3;企業努力の跡を感じない。
 収益を増やす努力、コスト削減努力。
4;経営課題が山積しているように見受けられ、
 経営改善が行わなければ持続的運営は難しいように感じる。
 時代錯誤なビジョン提示しかなく、
 値上げ実施後の具体的方向性は示されていない。
 現状のままの管理会社経営を継続すれば、
 今後も場当たり的に値上げを行う事が予想される。
 それでは、抜本的な解決策にならない。
5;管理費値上げに同意が得られない場合、
 管理業務が疎かになる、最悪は倒産。との説明だが、
 現状でも行うべき管理業務に抜落ちもあり、
 管理規則内に記された管理業務すべてを
 網羅した場合の不足額予想は行われていないように感じる。
6;管理規則が、現代のライフスタイルに合っていない。
 24時間管理は必要?
 ゲート管理は必要?
 古ぼけたテニスコートは改修すべき?
 Air B&Bなどの貸別荘、民泊禁止は解禁したら?
7;管理会社からの説明は一方的かつ、共感できない。
 現時点で連続黒字経営であり、資金不足に切迫感を感じない。
 値上げの根拠提示が不十分で理解に苦しい。
 管理会社に対して不信感が生まれた。
8;値上げに反対、賛成の2択ではなく、
 条件付賛成といった選択肢が欲しい。
 条件とは、
 収益増につながる施策や、
 時代遅れの共益施設やサービスの廃止を含めた支出減等、
 別荘地の価値向上につながるような施策を、
 管理体制の見直しも含め
 ある期間を設けて協議検討し、実施すること。
9;管理体制改善と別荘地の価値の維持およびさらなる向上の為に
 別荘オーナー+管理会社とで、話合いの場が欲しい。

自分も大筋で、上記に同意です。
(ニュアンスの異なる点もありますが)
反対、賛成の2択であれば、
反対票に入れざるを得ないといったところです。

何か、現状抱えている課題を解決できる案を、
自分なりに考えてみようと思う今日この頃でした。
ご意見ある方、遠慮なくメールください。info@ms4d.co.jp

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