2011年6月5日日曜日

朴の木

MS4D山荘のテラスの目の前の大きな朴の木に花が咲きました。朴葉焼きや、朴葉味噌の朴です。朴は強い他感作用(アレロパシー)を示す事があるそうで、確かに、山荘の目の前の朴の木の足下には他の植物はあまり見られません。アレロパシーとは、落葉や根などから分泌される他感物質によって種子発芽や、発芽した植物の生育が強く抑制される効果がある事を言います。
そのため、アレロパシー自生地の樹下では下草が少なく落葉の堆積が目立つといわれています。
葉には芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われています。また、落ち葉となった後も、比較的火に強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用されています。葉が大きいので古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてもきたそうです。
材は堅いので下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物に使ったり、ヤニが少なく加工しやすい為、日本刀の鞘にも用いられるているそうです。

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