2025年10月23日木曜日

雨漏り工事

たまにはお仕事の話を。
昨年から、改修工事設計監理に携わっている案件の
工事が始まりました。
この案件、実は雨漏りしています。
一部増築したり、民泊化を見据えた改修工事を
依頼されたのですが、とにかく、雨漏りを直さねば!
ということで、本体工事に先行して屋根を作り直します。
素晴らしい立地です。
1995年に東京の建築家が設計をし、富士裾野の工務店が
建設した建物なのですが、建築家はすでに引退し、
裾野の工務店は、遠いので。。。という理由から、
山中湖に永住のMS4Dに白羽の矢が立ちました。
しっかりと直せば、向こう30年は安心して使用できる
と思います。
民泊もこの立地なら人気案件になるのでは?






















当案件、陸屋根です。
陸屋根とは、ほとんど勾配がない水平面に近い屋根を指します。
また、4周がパラペット(低い立ち上がり壁)で構成されています。
寒冷地+多雪地域に指定されている山中湖では
陸屋根はまだしも、4周パラペットは危険です。
落ち葉等で排水ドレーンが詰まっている事に気づかず
積雪~融解~再凍結~凍結膨張→雨漏りがその理由です。
今回雨漏り改修では、4周のうち1面のパラペットを
解体し、屋根勾配を1/200→1/50に取り直します。
あまり、詳細に記すと、原設計の建築家の先生に
怒られそうなので、この辺にしておきます。



















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