讃美ケ丘H山荘の改修工事現場へ行ってきました。
中古建物では良くあることなのですが、やはり、この建物も木材腐朽菌(給付金ではありません。おっといけない、心の声が。)によって、土台と柱の柱脚が傷んでいました。腐った個所には、クロ蟻が在宅中でした。クロ蟻は白アリと異なり、乾燥している木材は食い荒らしません。が、湿っていると。。。。
中古建物では良くあることなのですが、やはり、この建物も木材腐朽菌(給付金ではありません。おっといけない、心の声が。)によって、土台と柱の柱脚が傷んでいました。腐った個所には、クロ蟻が在宅中でした。クロ蟻は白アリと異なり、乾燥している木材は食い荒らしません。が、湿っていると。。。。
この個所はウッドデッキで跳ねた水が外壁内部に侵入していたようです。40数年前の作り方なので、現在の様な1次防水+2次防水といった考え方や、止水材料も異なるのでしょう。
寒冷地山中湖村は、白アリは繁殖しないと聞いていますが、昨今の温暖化で、標高の低いエリアではヤマトシロアリが発見されたといううわさも聞きます。
ということで、土台は余裕をもって1.8m程度入れ替え、柱は途中で継ぐ方法もありますが、建物出隅の大切な柱であることから、桁下まで1本丸ごと交換しました。
改修後は金属製サイディング+通気層+1次防水+合板で外壁を構成し、
屋根に軒樋+縦樋も設置するので、この個所が湿ることもなくなるであろうと思います。
着工直後の写真です。 建物出隅の柱、および土台が腐っていました。 |
悪い部分を特定するために、 余計な部材はきれいに剥ぎ取り。。 |
土台は1.8mくらい入れ替え、柱は丸ごと交換しました。 |
最近の様子。外壁下地の構造用MDFを張り始めています |
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