2022年4月26日火曜日

寒冷地(山中湖)別荘、あるある 2;高基礎(傾斜地の場合)

2;高基礎(傾斜地の場合)  東京都心部比較1.3倍~コスト増
どうせ別荘を建てるなら、風光明媚な場所が良いですよね。
リビングに設けた大きな窓から、他の建物が一切見えなくて、
湖と富士山をひがな一日ぼーっと望める、なんて、最高ですよね。
そんな景色が良いところは、概して斜面地が多いです。
傾斜地に建物を建てようと思うと、基礎の背が高くなりがちです。
傾斜が急勾配な土地では、1階建て分くらいの基礎を計画せざるを得ないこともあります。
また、高さの制限や土地傾斜の関係で、半地下の様な基礎を計画せざるを得ない場合、
側土圧と言って、土に埋まった基礎を、土が横から押すような力がかかったりすることがあり、それを避けるために、土留めの為のコンクリート擁壁を計画せざるを
得なくなったりもします。
それら、過剰なコストが発生しないように、上手に計画をして、
土留めを基礎で兼用したり、高基礎にならないように段差基礎としたり、
どうせ高基礎になるなら、基礎部分を部屋にして2階建てにしてしまったり、
様々な工夫を要します。
基礎のコストは、当然、背の低い基礎の方が、安く仕上がります。

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凍結深度を意識しながら、
特に工夫をしないで基礎を計画すると、
ほぼ1層分の建物を作るほどの
高基礎となり、さらに、崖下方向に
建物を押すような側土圧がかかります。


基礎底盤に段差を設けた例

さらに急こう配の例、
土留め擁壁と建物基礎を一体化した例













































































今回は 高基礎(傾斜地の場合)について記しましたが、
その他の寒冷地(山中湖)別荘の注意点はこちらをご覧ください。

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