2022年4月13日水曜日

寒冷地(山中湖)別荘、あるある 6;給排水工事 (凍結防止対策)


専用住宅では、海外旅行にでも出かけない限り、長期間、誰も家にいない事は少ないかと思います。が、別荘においては、
”今年は雪が多くて、スタッドレスタイヤ装着してないから、春まで行くのやめようかな。”
なんてことは容易に想像がつきますよね。
毎年利用するつもりで別荘を建てても、諸事情で1~2年全く使わない、なんてことも、よくあるそうです。
僕らも、MS4D山荘を中古で所有したばかりに頃は、1度/1~2週間は、必ず週末利用していましたが、だんだん、飽きてきて、5~6回/年しか使わないような年もありました。
そんな別荘利用していない時に氷点下15度の寒波がきたら。。。。。
対策を講じておかないと、水道管が凍結、破裂してしまいます。

聞いた話では、むかーしむかし、またすぐに来荘するだろうからと、秋口に水抜きをせずに自宅へ戻られた別荘オーナーがいたそうな。所用でなかなか別荘に来れず、冬に突入。管理事務所の方が水道検針をしたところ、大量の水を使用していることが分かり、山荘の中に入らせてもらったところ、、、、、、水道管破裂、少し溶けてはまた凍って。を繰り返し、ナイヤガラの滝さながらの、氷の滝が生まれていたそうな。。。。おー怖い。。。

ちなみに、MS4D山荘は、以下の対策のうち、6-3の電熱ヒーターは搭載されておらず、これまでに2度ほど、水道管凍結に見舞われたことがあります。(破裂はしていませんが)
冬季に来荘して、夜間は冷え込む予報が出ていたのですが、まあ、家の中を暖房しているから大丈夫だろうと、、、、
朝起きると、水が出ません。うんともすんとも言いません。蛇口にお湯をかける先から、かけたお湯が凍ります。(危険なのでマネしないでください)困り果てて、管理事務所に連絡すると、電極をもって、スタッフの方が駆けつけてくれました。出なくなった洗面所の蛇口と、まだ出ているキッチンの蛇口とを通電すると、おー、復活です。その後は、6-4のちょろちょろ出しで、その日を凌いだのをよく、覚えています。


対策は主に以下の4通りです。
6-1;水抜き編       水栓数、仕様により+8~20万 詳しくはこちら
6-2;鋼管パイプ編     材料1.5倍、工賃も1.3~1.5倍 詳しくはこちら
6-3;保温+電熱ヒーター編 配管長さにより+30~80万   詳しくはこちら
6-4;ちょろちょろ出し 無料。いや、水道代はかかりますが。詳しくはこちら
6-5;建物全体を高断熱+日射取得 3、4の断熱性に関係


今回は給排水工事(凍結防止対策)について記しましたが、
その他の寒冷地(山中湖)別荘の注意点はこちらをご覧ください。
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