2022年8月31日水曜日

讃美ケ丘 H 山荘改修工事11ー完成間近、照明の確認

いよいよ今週は施主検査、来週引き渡しを迎える、讃美ケ丘 H 山荘改修工事も佳境を迎えています。
建物内外のクリーニングが終了したので、本日は照明照度、首振りの確認に来ました。
照明計画は、設計段階において、照明器具メーカーの力を借りる等して、
照度分布シュミレーションを行います。
狙っている効果を出すためには、配光角度はどの程度とするべきか、
それにはどの器具を採用するべきか等を、検討するわけですが、
あくまで、机上のシュミレーションですので、どこかに逃げ
(調光スイッチ、ライティングレール)を設けて置き、
実物が完成した後に、調整ができるように心がけています。
今回計画では約5.0mの高天井および、床色に濃い色を採用したため、
イメージ通りの演出効果が出ているか期待半分、心配半分です。

17;00頃。まだ照明の確認をするには日が高いです。











徐々に日が暮れてきました。先ほどまで曇天でしたが、
運よく富士山も顔を出しました。












湖と富士山のセットが望める立地は、
なかなかないですね。
思わずパチリ












大分暗くなってきました。












LDK高天井部分については、
①;天井面に25度中角ダウンライトを設置して
ベースとなる地明かりを確保しています。
②;梁下にライティングレール+
挟角20度スポットライトにて、
照度の欲しい箇所を局所的に照らし、
明るい箇所と暗い箇所の
メリハリのある、照明計画としました。
ライティングレールの長所は、
スポットライトを追加出来る点ですね。
首が降れる器具なので、
ソファやテーブル等、レイアウトの変更にも
対応しやすいです。

注意)写真の左のガラス面に映っている
白Tシャツの人はお化けではありません。
右側奥の人が反射しているだけです。



















その他、③;梁上に設けた広角スポットで、
壁面の上の方を照らすことで、濃い色の天井でも
暗がり(=お化けが出そうな感じ)を回避しています。
(写真右上を照射)
これら①、②、③のスイッチ回路は分けてありますので、
①+②、①+③、①だけ、②だけ、等々
ムードある雰囲気としたい場合、全点灯したいとき
などなど、シーンに合わせて、照明効果を
変化できるようにしてあります。








キッチン天板に濃い色を採用したため、
ワークトップの照度が少し足りない様に感じました。
ライティングレールにスポットライトを
追加する事で対応するかどうか、
お施主さんに報告し、検討します。


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