2022年8月24日水曜日

讃美ケ丘 H 山荘改修工事10ー仕上げ工事、ウッドデッキ工事など


GW前に着工し、9月の初旬完成引き渡し予定のH山荘の改修工事は
完成へ向けて追い込みです。
お盆休み前に内部の木工事が完了し、盆明けから、
屋内においては、塗装工事~クロス工事、建具工事等の仕上げ工事が行われ、
屋外においては外足場を撤去、ウッドデッキ工事が進んでいます。
合間を縫って、電気屋さん、水道屋さんが機器類を取り付けています。

盆休み終了につき、屋内から大工さんは撤退。
塗装工事にホコリは禁物ですので、
一旦、場内清掃が行われました。
塗装屋さんにバトンタッチします。













塗装屋さんが化粧の梁、アルミサッシ額縁などなどを
塗り進めます。


















薪ストーブの炉台です。タイルは盆前に
貼り終わっていましたので、周囲の見切り縁を
フローリング同色にて塗装します















塗装工事終了後、クロス屋さんにバトンタッチです。
高天井につき、10尺(高さ3M)脚立がそびえたつ姿は、
圧巻です。
クロスを張る前の準備として、
壁の出隅にコーナー材を設置したり、
ビス跡やボードの継ぎ目をパテ処理します。



















外部ではウッドデッキづくりの準備が進んでいます。
既存のデッキテラスの骨組みは鉄骨でした。
多少発錆はありましたが、
内部まで錆が進行していなかったため、
鉄骨梁+柱は再利用します。
鉄骨の上に木根太を敷くため、鉄骨屋さんに
ボルトを溶接してもらっています。
この後、塗装屋さんが錆落とし作業を行い、
塗装を施します。


根太を受けるための材料、”根太受け”を
鉄骨梁に溶接したボルトに通して固定します。
同時に建物本体側にも根太受けを設置します。
建物本体側は、コーチボルトです。
根太受けと鉄骨、根太受けと建物本体とが
接する箇所は水が溜まりやすく、
根太受けが腐ってしまうので
南洋材(イペ)のスペーサーをかませてあります。
根太受けの掘込み加工等は、ここ数日、塗装屋さん、
鉄骨屋さんに工事現場を明け渡していた間に、
作業場で大工さんが加工して持ち込んでいます。
段取りよし子です。






















根太を掛けた様子。西側のデッキは、
既存デッキよりも900mm程度拡張します。
根太による片持ち跳ねだしとなるのですが、
根太の鼻先を幕板で固定するので、
それほど揺れない予定なのですが。。。
大男が4~5人同時に先端でジャンプすると。。。。
そういう行為はやめましょう。
根太、根太受け、デッキスノコなどなど、
今回屋外で使用する木材はすべて桧としました。
根太は45*105@370




根太敷きならべ完了。



































手摺の支柱設置中。根太の上が白っぽく見えるのは、
防水テープです。ウッドデッキが腐る原因として、
木材腐朽菌の繁殖があります。
木材と木材が密着している個所は雨や朝露などで、
水が溜まりやすく、その個所で
菌が繁殖しやすいとされています。
ウッドデッキを長持ちさせる秘訣としては、
周囲の立木は極力、枝払い、伐採するなどして
風通しを良くし、直射日光を確保する事で
溜まりやすい水分を蒸発させましょう。
水がたまりやすい根太とデッキ材、
根太受けと根太等の
密着箇所は防水処置を施しましょう。
もちろん、木材保護着色塗料を塗るなどして、
木材の撥水性を高めるのも、効果的ですし、
デッキを構成する材料自体を腐りにくい樹種や、
材料を選定する方法もあります。
ポリプロピレンやポリエチレン樹脂を木粉(おがくず)を
50%:50%程度の割合で混合して作られる人口木材も
1つの選択肢ですし、
アセチル化加工、ホウ酸処理や、高熱加圧加工、
防腐剤加圧注入された材料もあります。
天然木材の中で腐りにくい樹種の代表は、
イペ、ウリン、ジャラ、セランガンバツ―などの南洋材
があげられますが、
熱帯雨林地方に生息するそれらの木を伐採し、
遠い遠い日本まで運んで使用するのは、
ご時世、なんだか、気が引けます。。。。
日本には主伐時期を迎えた杉やヒノキが沢山
生えているわけですから。。。。









外部足場が外れました。










































































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